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コンテンツが人をみつける ーこれからのCMS

Posted by 東百合 on 2/2/18 9:23 AM
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コンピュータは人の暮らしを豊かにする。
 
賛成意見も反対意見もあるでしょう。
豊かさの定義は難しいし、そもそも人の感性をデジタルで図ろうとする思考の試み自体こそ、無意味かもしれません。
 
それでも人の生活を縄文時代へ戻すのは、多くの人が嫌がるでしょうし、江戸時代ですら、そう考える人は多いのでないでしょうか。
人の心の在り方は、ともかくとして、科学技術の進化を否定する人は、少ないと思います。
 
ウェブサイトの世界では、CMS(コンテンツ管理システム)という領域があります。
それでは、人の生活を豊かにするCMS(コンテンツ管理システム)は、どうあるべきでしょうか?

 
従来は、ホームページの一枚を、各ファイルとして保存して、サーバーに保管していました。
これを「静的ページ」と言います。
 
futurecms1                                     出典:DrupalCON 2015 DriesNote 
 
一方で、ユーザーがページにアクセスする度に、ユーザーが必要と思われる情報を整理して、表示させるようになってきました。
それは、ページを小分けにして、その小分けにした情報を、一旦、サーバーに保存しておくのです。
1つのページを表示させる時は、ユーザーが欲しいと思う情報を、小分けにされた単位で、組み合わせて、ページを生成します。
これを「動的ページ」と言います。
futurecms2
                                     出典:DrupalCON 2015 DriesNote 
 
CMS(コンテンツ管理システム)は、小分けにされた情報の単位を、コンピュータに保存して、必要に応じて、ページを生成するシステムです。小分けにされた情報の単位を、コンピュータに保存しておきますが、予め「静的ページ」として生成して、サイトを構成するやり方を、「静的CMS」と呼びます。代表的なものは、Movable Type、NOREN、WebRelease等です。
 
一方、リクエスト毎に小分けにされた情報の単位を、組み合わせてページを生成して、サイトを構成するやり方CMSを、「動的CMS」と呼びます。代表的なものは、Drupal、WordPress等です。
 
デジタルマーケティングでは、ブログを書いたり、最新の商品の使い方を説明するなどして、コンテンツの更新頻度を高くする事が重要の為、より「動的CMS」の方が適しています。
 
ただ、もっと進化したCMS(コンテンツ管理システム)とはどのようなものでしょうか。そして、充実したコンテンツをより適切にみえるに為には、どうすれば良いのでしょうか。
 
これまでのCMSが前提としているのは、インターネットのコンテンツは、ユーザーが検索し、コンテンツを見つけ、CMS(コンテンツ管理システム)は、ユーザー行動に適したものを表示させる、といういわば、『受動的』なものです。
 
でも、もしユーザーのニーズが分かっていれば、コンテンツの方から行動を取ることができるかもしれません。例えば、自治体のサイトのトップページで、大きな地震の被害が起きた場合は、トップページに載せるのは、避難所の情報だと思います。もし閲覧者の人が誰かが分かっていたら、閲覧者の家族の安否情報を他のシステムに聞いて探し出してきてくれたり、被害状況を確認して、閲覧者の一番近い避難経路を表示してくれるでしょう。
 
もし旅行者が空港にいて、トランジットで足止めをくらってしまい、途方にくれる時に、コンテンツの方から、飛行機会社が提供するプログラムの中から、適当に見繕って、半日の旅行プランをつくっ
て、宿泊施設の手配の予約までしてくれるかもしれません。
 
このようにCMS(コンテンツ管理システム)は、ユーザーのニーズと、その周囲の状況を把握して、コンテンツを再構成して表示させる『能動的』なものへと進化していくのではないでしょうか。
 
人がコンテンツを見つけるのではなく、コンテンツが人を見つけるという能動的CMSが、これからのCMS(コンテンツ管理システム)なのだと思います。
 

Topics: デジタルマーケティング, Drupal, CMS